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12/19 第2回アジアにおける分散型汚水処理に関するワークショップが開催されました

「第2回アジアにおける分散型汚水処理に関するワークショップ」が開催されました


2014121日(月)〜2日(火)の2日間,環境省及びタイ王国天然資源環境省共同主催の「第2回アジアにおける分散型汚水処理に関するワークショップ」がタイのバンコクで開催されました。

本ワークショップは,201311月に東京で開催された第1回ワークショップの成果を踏まえ,アジア諸国における衛生に関するMDGs目標の達成を支援しつつ,水環境保全に寄与する分散型汚水処理システムの適正な普及に関する課題の解決に向けて,2つの重要なテーマ:1汚水処理の普及における分散型汚水処理の役割,2分散型汚水処理に関する制度・規格,に焦点を当てて議論を行い,各国の経験を共有し,今後取り組むべき課題や方向性について共通認識を得ると共に,アジアにおける分散型汚水処理の推進に向けて,各国関係者とのネットワークの構築や連携強化を目指すことを目的としています。

今回のワークショップは,アジア工科大学(AIT)で開催された,国際水協会(IWA)の「第1回途上国における水管理および衛生に関する専門家会議」に合わせて,IWA会議のサイドイベントとして実施されました。

ワークショップには,海外及びタイ現地からは,タイの環境行政担当者等35名,タイ以外の海外有識者5名,現地浄化槽メーカー等5名;日本からは,環境省をはじめ,日本サニテーションコンソーシアム(JSC),浄化槽システム協会,及びその他関係者15名;その他にIWA本会議への参加者約20名を含め,合計80名を超える方が参加されました。

1日(月)は浄化槽製造工場及び浄化槽施設の見学が実施されました。ワークショップ参加者35名は午前中に日系浄化槽メーカーである,アクア西原株式会社のアユタヤ工場を訪問し,浄化槽の製造工程について見学しました。午後は天然資源環境省の環境研究研修センター(ERTC)に移動し,そこに設置された浄化槽施設及び人工湿地施設を視察しました。その日の夕方は環境省及びタイ王国天然資源環境省主催のレセプションが開催されました。

2日(火)のワークショップはAITの国際会議場で開催され,分散型汚水処理の現状と課題,浄化槽に関する事例紹介及び分散型汚水処理の規制と基準の3つのセッションが設けられ,発表が行われました。その後,「アジアにおける分散型汚水処理を推進するために」をテーマに,パネリストよるディスカッションセッションが行われました。

ワークショップ会場では,参加者と発表者の間で発表内容に関する質問,コメントが多く交わされ,各国のオンサイト汚水処理の現状と課題について活発な議論が行われました。

ワークショップは最後に,今後のアジアのオンサイト処理の促進と衛生環境の改善に関する宣言文を全会一致で採択し終了しました。

今回のワークショップ開催を通じて,アジア各国におけるオンサイト汚水処理の現状及び課題がより明らかになり,新たな動きとして共通性能評価制度の議論について各国から賛同が得られ,次回以後のワークショップにおいてはより専門的実務的なテーマに関する議論を展開する流れが形成されました。今後,アジアの衛生改善と水環境保全のために,各国がオンサイト汚水処理に関する情報を共有し,緊密な連携により,アジアにおけるオンサイト汚水処理が推進されることを期待したい。


ワークショッププログラムと発表資料


10:30

 

10:45

 

 

参加者写真撮影

 

開会挨拶

タイ王国天然資源環境省環境保全推進局副局長Sermyot Sommun

日本国環境省廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室浄化槽企画官 水谷好洋

 

11:00

 

11:20

 

12:40

 

12:00

セッション1 分散型汚水処理                    座長:河村 清史(元埼玉大学教授)

タイにおける分散型汚水処理の現状と取組について                                          

タイ天然資源環境省公害規制局上席研究員 Chaiyo Juisiri

日本における分散型汚水処理について                                                     

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室専門員北山幸平 

ベトナムにおける分散型汚水処理について                                                                                

ハノイ建設大学教授 Tran Hieu Nhue

インドにおける分散型汚水処理について                                                         

インド工科大学ルールキー校教授 Kazmi Absar Ahmad

12:20-13:20

昼食・休憩

 

 

13:20

 

13:40

 

14:00

 

14:20

セッション2 事例紹介

座長 Variga Sawaittayotin(タイ環境研究研修センター(ERTC))

中国農村汚水処理技術の最上位設計の構想 常熟市での浄化槽導入事例                         

中国科学院生態環境研究センター教授 範 彬

南スマトラにおける排水処理:チャンスとチャレンジ                                                                

インドネシア南スマトラ州環境局長 Lukitariati Abdul Kohar Hudoyo

浄化槽によるERTC宿泊施設の排水処理への適用                                                    

タイ環境研究研修センター(ERTC)主任研究員 Suda Ittisupornrat

マレーシアにおける浄化槽整備による生活排水処理事業                                   

日本環境整備教育センター浄化槽システム国際協力センターリーダー 楊新泌

14:40-14:55

コーヒーブレーク

 

 

14:55

 

15:15

 

15:35

 

15:55

セッション3 分散型汚水処理の規制と基準

座長 Kazmi Absar Ahmad(インド工科大学ルールキー校教授)

マレーシアにおける分散型汚水処理の規格化                                                

マレーシア国家上下水道事業委員会(SPAN)規格・コンプライアンス課副課長 Nurhayati Azian Binti Haji Noh

中国における分散型汚水処理の規格化                                                                                   

中国科学院生態環境研究センター准教授 陳 梅雪(範 彬)

浄化槽処理性能の検証                                       

タイ環境研究研修センター(ERTC)主任研究員 Jittima Jarudecha

日本における分散型汚水処理の規格化                                                   

日本国立環境研究所(NIES)主任研究員 蛯江美孝

16:15-16-30

コーヒーブレーク

16:30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18:00

ディスカッション

テーマ 「アジアにおける分散型汚水処理を推進するためには」

司会 日本サニテーションコンソーシアム(JSC)顧問 橋本和司

パネリスト

Variga Sawaittayotin タイ環境研究研修センター(ERTC)主席研究員

Lukitariati Abdul Kohar Hudoyo インドネシア南スマトラ州環境局長

 Nurhayati Azian Binti Haji Noh マレーシア国家上下水道事業委員(SPAN)

規格・コンプライアンス課副課長

Kazmi Absar Ahmad インド工科大学ルールキー校教授

Tran Hieu Nhue ハノイ土木工科大学教授

範 彬 中国科学院生態環境研究センター教授

河村 清史 元埼玉大学教授

水谷好洋 環境省廃棄物・リサイクル対策部浄化槽推進室浄化槽企画官

蛯江美孝 国立環境研究所主任研究員

 

閉会


 

 ワークショップの開催風景および現地視察の写真